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裸足の1500マイルのswansongのレビュー・感想・評価

裸足の1500マイル(2002年製作の映画)
3.9

強制収容所を脱走し、数千キロ彼方の故郷をめざす3人のアボリジニの少女たち。

迫る追跡者、容赦なく襲いかかる飢えと乾き、そして眼前に立ちはだかる広大な砂漠 …

映画「ソウルガールズ」でも語られた「アボリジニ保護法」によって、強制的に親から引き離された"Stolen Generations"の受難を描いた実話ベースの物語です。

オーストラリア政府の人種隔離政策の実態を告発するだけでなく、一本の冒険映画として非常に良くできているのが、この作品の素敵なところですね。

知恵と機転と勇気をフル稼働させて、次々に降りかかる試練を乗り越えていく主人公モリーを応援せずにはいられません。

ちなみに追っ手側のボスは「マイティ・ソー」の監督、最後まで主人公たちを追ってくる若者は最新型ターミネーターですね。
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