ハミングバード

裸足の1500マイルのハミングバードのレビュー・感想・評価

裸足の1500マイル(2002年製作の映画)
3.6
アボリジニという先住民族に対するオーストラリア政府の隔離政策。ほんの40年前のことだから如何に世界が植民地主義的な発想を最近まで持っていたかということだ。映画の中でも「彼らの事を思って」という発言が何度も出てくることからも判る。我が国も同様、先住民族を国が認識したのは最近である。シドニー五輪でオーストラリア政府は手打ちをしたかったようだけど未だあらゆる問題は有るようだ。自分の文明的な生活の中でのあらゆる悩みも沢山あるけど、最も原始的な母子を引き離すことの罪を犯す権限は人間には無いだろうということを考えてみるきっかけにこの映画作品がなればいいよなと思う。
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