まおうのまおちゃん

ドント・ウォーリー・ダーリンのまおうのまおちゃんのレビュー・感想・評価

5.0
☑︎レイプ 無
☑︎暴力 有
☑︎虐待 無
☑︎性描写 ?

最高!フェミ映画でした。最近フェミ映画の引きがいい
これ見てわかんない人はマジで恵まれた男性支配社会で生きてる、男サマ(笑)なんだな〜〜〜

確かに考察も捗るけれど、考察以上に現代男性社会、そして女性がトロフィーになる、80年代アメリカンドリームを感じる、最高に女性差別をうまく書いてる作品だった。

女の自立の阻害も書いてあっておおおおお現実〜〜〜!!!って感じなのが最高です


⚠️以下ネタバレ含む⚠️










何より、原理主義とフェミニズムの関わりと陰謀論、をうまく絡めて書いていたのが傑作だと思った〜〜〜!
フローレンス・ピューの大ファンになっちゃった!
狂った世界で正しい人間が狂人として扱われること、ラディフェミなんてまさしくで、現代をサバイブする全ての女に見てほしいな〜
あなたの生きづらさは全部男のせいだし、「男の作った社会」のせいだし!
主人公のアリスは仮想世界じゃなくて現実で才能ある医師だったのに「男」が余計なことするんだよな〜〜〜!!!!
巻き添えにしやがって
でも、マスキュリズムが強固になっていくなかで、いわゆる「できる女」「自立した女」がコンプレックスの裏打ちで許せなくなるのってまさしくフェミサイドそのものだなぁとも思ったな

アリスはフェミサイドという殺人にこそ遭ってないけど、自分で得た人生と職を「男」に奪われたらそんなの死んだように生きるなんてフェミサイドとかわらんやろ!

うーーーん、傑作!この監督にもっと映画作ってほしい!