AlanSmithee

胸騒ぎのAlanSmitheeのレビュー・感想・評価

胸騒ぎ(2022年製作の映画)
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厭な感じを狙ってる所はよくわかるし、そこは成功してる。(多くの人が指摘してるトリアー、ハネケ的な厭感。その部分が露骨にわざとらしく狙いすぎでダメという意見もあって、それもわからんでもない)が、登場人物の心理線、行動に一部、疑問が残る。それとラスト付近の一連はモレク(最高神から悪魔になったという)をモチーフにしているのだろうか?聖書の要素も感じられる(楽園追放)テーマとしては児童誘拐、虐待、育児放棄等の諸問題と他者の目を気にして品行方正であろうとする人間の弱さと卑しさ。そして正しさを要求する社会的抑圧。更に言うとエゴイズムと偏見、虚栄心、承認欲求が肥大化し、人間としての倫理と本能が壊れてしまった現代人への批判だろう。
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