地味ではあるがとても好きな作品。
ほぼ全てのシーンが家の中で変わり映えしないルックではあるが、狭い画角の中で映像、物語を展開することで閉塞感や息苦しさを上手く表現しているように感じた。
主人公の特殊メイク、ブレンダン・フレイザーの見事な演技で自然に世界に入り込めた。
セリフも詩的なものが多くあってとても良かった。
見ている時、見た後に色々考えさせてくれる作品はとても好きなので個人的にブッ刺さる。
自分の人生を見つめ直せる作品。
まさに作中に登場する「白鯨」のエッセイのような感想を本作に抱きました。
ただ大きな展開などは特に無いし、暗い物語が終始続くので退屈な人は退屈かも。