『The Whale』
ドラマ。（ちょっとーFilmarksさん、ジャンルはコメディではないですよ😅）
A24製作。
愛する人を失って、失意の反動で体重が約270キロになったチャーリー。長年疎遠になっていた10代の娘との絆を取り戻そうとする。
舞台劇を映画化したものなので、映画のシーンはほぼチャーリーの家の中だけで展開する。題名はヘミングウェイの名作「老人と海」から取ったもので、まさに鯨＝チャーリーなのだろう。そして老人＝娘のエリーということか。
そもそも太ったのは、恋人が拒食症状態になってしまったから、反対に自分は食べるになったのかなと思ったりするが。
ブレンダン・フレイザーさん好きで、久しぶりな（業界関係者からセクハラされて鬱となって表舞台から遠ざかっていた）彼を観たくて、A24だし、巨体を演じるというすごい役が公開前から話題だったので、絶対に観たいと思ってた。
しかし、映画を観だして思い出したのだが、巨体が苦手だったこと💦もう見てられない。。。海外に住んでた時も、本当に太ってる人って日本人の太ってると次元が違うのよ💦まじで申し訳ないけど醜いと思ってしまうし、見てるこっちが息苦しくなる。体臭もすごいし。。。そういうのがリアルに伝わって来て、マジで2時間きつかった。まして、同性関係なく、不倫して家族捨てて、自業自得だと思ってしまう。でも、愛する人を失った悲しみはとても分かるし、かわいそうだと思う。そして、娘を思う気持ち。これは親として当たり前の感情であり、それがとても切なかった。
何が言いたいかというと、2時間巨体の生活を見てるのがきつかったけど、こういうストーリーって衝撃で、見終わって、さすがA24だなと思った。このジワジワくるなんとも言えない気持ちの悪さというのか、そこが秀逸だった。
そして、この作品でブレンダンさんはアカデミー賞主演男優賞を受賞。見事な復活で本当に嬉しい✨
ちなみに、彼は増量はしたけど、ファットスーツと特殊メイクであそこまでの巨体を作ってるということでほっとした😅
