2023/No.45
ブレンダン・ブレイザー復活！
ハムナプトラや、センター・オブ・ジ・アースのイメージが強かった俳優だっただけに、今作はかなり強烈だった。270kgの肥満男を熱演。そして見事にオスカーを取った！
ストーリーはずっと室内だけで進んでいく最後の1週間をひたすら追っていく。
自らの顔を隠しながらオンライン授業でエッセイについて教える事を仕事にしているチャーリー。彼氏と死に別れ、そのショックから太ってしまった彼は病院には行かずただ死を待つ生活をしている。それを支える彼氏の妹リズ。彼女のチャーリーに寄り添う姿が1番好きでした。
8年前に家族を捨てたチャーリーは娘はのエリーとの絆を取り戻そうとするが、この娘がかなりのくせもの。妻のメアリーとのやり取りが凄い切ない。
突然現れる宣教師のトーマスの存在もなくてはならないし、彼の過去の話も興味深い。
ピザの配達人のダンがチャーリーを見た時の反応は忘れられない。
色々な感情が交差する深い内容の作品だった。考え深い。
この役を演じ切ったブレンダ・フレイザーには脱帽する。色々な意味で大変な役柄だし、見た目のインパクトが凄いのでメイクやこの体型を作り出した技術も凄いと思う。どうしたらあんな巨体を再現出来るんだろうか。
