ザ・ホエールのaitadakaのレビュー・感想・評価

アパートの一部屋で物語が進んでいく。抽象的な小説を読んでいるような気分になるストーリーの進み方。
自分は救いようがない。けど、人は人でしか救えない。余命わずかなチャーリーが1週間、娘と向き合おうとする。チャーリーの憎めない人柄がとてもよく表現されているし、登場人物全ての人が罪悪感やつらさを抱いていているのが閉鎖的な部屋で展開されていくのが素晴らしい。