Be honest.のことばが頭にチラついて、なんだか筆が進まない…のもあって、今はまだ、ディテールに注目したり、深く考えるよりは、映画全体から受け取った印象や気持ちをそのまま覚えておきたい気分です。
でも、それに反して、重箱の隅っぽいことをメモしておくと、娘のことを「作品」という翻訳に対しては、他にもっといい日本語はなかったものかと気になってしまった。(元の英語もそう意味合いだったのだろうか。聞き取れてないけど、workとか。)端的でなくなっちゃうけど、たとえば、「残せたもの」とか。
それとも、クライマックスにも、ちょっとイラッとするようなエゴイスティックな陶酔をにじませるのは、あえて、そういう演出だったのだろうか。
白昼夢のような海辺の俯瞰のショットといい、何かを言い切ることのできない、不思議な余韻のある映画でした。