とんでもない作品(褒めてる)。
元は舞台演劇の作品なので、ほぼたったひとつの部屋の中で話が進んでいくのに広がりを感じる撮影方法や構成の力を感じた。
そして、なによりもお話の内容がすばらしい。
メンタルヘルス、介護、クィア、宗教二世、貧困と全部盛りに近いのにそう感じさせない…実際にものごとは複雑に絡み合っているもんね。
2回観るかと言われたらしんどいけど、観てよかったと思える作品。
タイトルのThe wholeと小説白鯨のエッセイも作品をより際立たせてくれていた。
そして、ブレイダン・フレイザーの主演は本当に見事でした。
長いギャップイヤーを越えてこの作品に出演したのは役者としてすごい決断だし、演じきれるのもすごいなと驚くばかり。