このレビューはネタバレを含みます
色んな思考と感覚が混ざって、見終わってすぐは放心状態になる。
キャストの演技が素晴らしすぎた。
自己嫌悪と喪失感と期待を抱えながら、死ぬのを待つってどんな気持ちなんだろう。
チャーリーが白鯨と重なるラストでめちゃ泣いた。
後々思い返すと、最初のシーンから答え合わせをさせられてる気がしてきた。
チャーリーの体調、NGワード、大切にしてるフレーズとか、大抵の設定はほとんど序盤に開示されているし、冒頭に、散らかって薄暗い部屋の中、汗まみれで自慰行為をする巨漢と性的趣向を映したのは、初対面でそれを目にしたトーマスの視点で、チャーリーに対して一瞬でも嫌悪感を抱いたか、観客自身を試してるような気がする…
個人的には、自慰行為のシーンしかり、画面の比率しかり、極めつけはトーマスに「醜い」って言わせてることから、あからさまに酷く見せようとしてる気もする。
エリーは自分で書いたエッセイの通り、チャーリーが死んだ後、人生を考えるんだろうな〜などと、チャーリーの思惑通り「感じたまま」感想を書いてしまいました。負けました。
