非常に評価しにくい！
彼の人生をdisgusting だと捉えるか否か、観客を試している映画だと感じた。
エッセイ朗読で救済されるって文学オタクの境地だなと自分は若干引き気味で観ていた。
とても演劇的な演出で、これは舞台で観てみたいなと思った。その方が未来の無さや狂気はより強調されるやろうから。
過食症がアメリカの社会問題なのは言うまでもなく、この自滅的なストーリーを現実がなぞらない為にはどうすべきか、考えていく必要がある。
そこに必要なのが救済かは分からないが、過食症に陥った原因を癒やす必要は間違いなくあるんだろうな。
ただ、見た目からして周囲との関係は途絶しているかと思いきや来訪者が多くて、本人の人間性がしっかりしているというギャップの描写が良かった。キャラが立っていた。
社会が個人を助けるというシステムが今の世の中には欠けているのかもしれない。
観た後はうーんな気持ちやったけど、レビュー書いてると色々と考えさせられる作品ですね。
