おすし

ザ・ホエールのおすしのレビュー・感想・評価

ザ・ホエール(2022年製作の映画)
4.8
ホエール、人生の終わりが近い主人公が子の白鯨を引用したエッセイを読み上げるシーンがすごくよくて(予告かなにかでみた)それのために観たというとこある
『鯨の描写ばかりが続く退屈な章を読んで悲しかった。語り手はその悲しい結末に読者が辿りつくのを先送りにしているように思えたからだ』

この冒頭部分を読んで邪悪だと言われた娘を信じたいとおもうわけだけど、最初のシーンで音読したトーマスではなく最後に娘によんでもらった輝きがほんとすごかった
場面が主人公の部屋の中のみなのでライティングにかなり力を入れているというの見たけど(英文でよめない)たしかに…匂いまで感じられるようなライティングだったとおもうし、ラストに向かう光の加減がほんとすてきだった

みんな人間なんか…っておもってるなか、主人公のチャーリーだけがみんな誰かを気にかけながら生きているっていうポジティブでイラつくって元妻に言われるのもわかる考えをもっていて、それがはたしてどうだったのかってチャーリーは結果がわからないままというのもまた…

追記:
これ、誰視点でみるかで感想ちがいそうですね…
わたしはリズにかなり感情移入してしまったので、チャーリーをきらいになれない。でも娘目線だと、今更…と最後にまたおいていくのか…という憎しみだけが残りそう…
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