鉄

バイオレンスアクションの鉄のレビュー・感想・評価

バイオレンスアクション(2022年製作の映画)
1.1
橋本環奈が殺し屋バイトに勤しみながら簿記の勉強をする映画。

橋本環奈の超絶アクションが観られる!そんな売り文句に騙されて鑑賞した訳だけど、カメラぶん回し&カット割りすぎで本人がやってるのかどうかが全然分からない上に、CG演出はダサ過ぎて目も当てられないし、そもそも殺陣として全然面白くない。ギャグも酷くて、滑りギャグすら滑っているという救いようの無さ。クソみたいなアクション+クソ滑り役で岡村さんが出ているということもあって、少林少女を思い出して余計不快になった。

原作の細かい話やキャラを1本の長編にするために幾つか改変するのはいいんだけど、全くと言っていいほど上手くいってない。1番酷いと思ったのがケイとテラノの関係性。今どきああいう展開が古臭過ぎるとは思わないのか?勉強を教えるシーンは本来ならシュールなギャグシーンなのに、ただのしんみりシーンにしやがって何だかなと。あと肝心の橋本環奈の演技が…ケイってもう少し淡々としたキャラなのに妙にシリアスぶってるのが気に食わない。意味ありげな会話も全部ただのつまらない会話でしかなくて退屈でしかなかった。

如何にも続編を匂わせたラストだけど、作られないことを心から願っています。
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