鰹よろし

アトランティス 海底王国の逆襲の鰹よろしのレビュー・感想・評価

1.0
 かつて地球を支配していたアトランティスは反乱と戦争により歴史の表舞台から退く決断を余儀なくされ、海底で密かに調和を重んじる楽園を築いていた。しかし地上を跋扈する人類どもの技術革新に伴い王国の平和が脅かされ始めたという...

 そんな折、とある旅客機がバミューダ海域上空でナニモノかに撃墜され乗客たちはとある島へと漂着。そこにはアトランティスの兵士たちが待ち受けていて彼らを海底王国へと連れ去るのだった。アトランティスへようこそ!!

 アトランティスの王様が言うニャ、地上の人類たちの度重なる破壊行動により気候が激変。海を始めとする生態系が崩れ始め地球が急速に死へと向かい始めたとのこと。でも大丈夫!、アトランティスが誇る超ハイテク技術で一気に解決できるから手を貸して欲しいと続けるのだが...

 昨今ナンデモカンデモSDGsが叫ばれているが、その聞き心地の良さだけが独り歩きし、本来あるべき目的など蔑ろに単なる都合の良いキャンペーンと化している節がある。SDGsを後ろ盾にすれば多少の横暴が罷り通ってしまうほどに。

 そんな現状にこの作品は喝を入れる。人類が地球にできる最大の配慮は地球から退場することだがそれを容認できるのか?という問いを以て。SDGsの本質は何なのか?、しかと自分の目で見極めるべきだと。

 名ばかりのSDGsを許すな! SDGsって言っときゃ何をやってもいいわけじゃねぇ~んだぞ!!


「ロスト5」(2010)...「バトル・オブ・バミューダトライアングル」(2014)...「ワンダーウーマン」(2017)...「アクアマン」(2018)...「ブラック・パンサー」(2018)...「シン・ランペイジ 巨獣大決戦」(2020)...「彼岸島」...
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