デヒ

はい、泳げませんのデヒのレビュー・感想・評価

はい、泳げません(2022年製作の映画)
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ある事故で水に対してトラウマを抱えることになった大学教授の主人公が水泳学院に登録して水泳を学びながらますます過去の自分と向き合い、踏み出すことができるようになる話。水泳の動作と主人公が踏み出す過程を丁寧に説明してくれているので、優しい描き方だと感じたが、リズム感が不協和音で残念だった。しかも主人公の周りには良い人ばかりである。主人公の過去や心理を描写することが一番大事だとは思うが、周りの人の情報が足りなくてなんでそんな応援するのかが理解できない。しかし、暴走場面とか画面転換演出を使ったコメディはとても面白かった。クスッと笑えるところが多かった。
「水」と「水面」を使った心理描写は良かったが、前の席で映画を見ているなら酔ってしまうので注意すること。
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