予告で気になり鑑賞。
まず1番に思ったのが、世界観とキャラデザのよさ。個人的な好みで、カンフーパンツにハイカットのコンバースを履いた少女が初っ端に出てきてこの時点で「最高…！！」と心の中で叫んでいた。
CGだけどリアリティのある個性的なキャラクターと獅子舞が生き生き動く様は、他ではあまり見られない気持ち良さがあった。
日本語のエンドロールでも少し見れたが、原案のイラストがとても良い。パンフレットにも美術関連の資料が色々と載ってたのでおすすめです。
アクションは言わずもがな素晴らしく、心情を表す光の表現が印象的だった。
中盤以降ガラッと雰囲気が変わり、一気に引き込まれる。痛いほど現実で、胸が苦しくなるような環境での暮らしの中で、チュンの美しくしなやかで逞しくなっていく姿がたまらなかった。
途中少林サッカーを彷彿とさせるシーンがあり、めちゃくちゃテンション上がった。
そして、吹き替えの声がすごくよかったです。天才のキャスティング。やっぱり師匠役は山寺宏一さんですよねえ！と思いながらずっと観ていた。とはいえ、原語版もかなり気になるので機会があれば字幕版を観に行きたい。
もっと沢山の人に観られるべき素晴らしい作品なので、上映される劇場がもっと増えますように。
中国のアニメーションは羅小黒戦記くらいしか見たことがなかったけど、今後もちゃんとチェックしようと思った。
