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HUSTLE ハッスルのIKUZAGIEのレビュー・感想・評価

HUSTLE ハッスル(2022年製作の映画)
3.2
NBAファンにオススメのNetflixオリジナル映画。
NBAは、一流のバスケ選手達がしのぎを削るバスケファン憧れの舞台。そこでプレーできる選手はエリート中のエリートだが、NBA選手となった後も努力をし続けないとなかなか生き残れない厳しい世界です。
映画のストーリーは、フィラデルフィア76ers(シクサーズ)でコーチ業を目指す有能スカウトマンが、スペインでみつけた才能溢れる無名のバスケ選手を、NBA選手にするまでの話。
映画を観て「感動した!」とかはあまり無いが、多くのNBA選手が出演しているので、ストーリーの面白さ以上の楽しみがあります。ただ、「NBA?日本バス協会だよね?」という方には、あまり響かない映画かも…。ちなみに主役は、俳優アダム・サンドラーで、プロデューサーの中にはレブロン・ジェームズの名前もありました。

【以下、出演してたNBA選手の話題です。ネタバレにもなるので、ご注意ください。】

主役「ボー・クルス」を演じるフアンチョ・エルナンゴメスは、スペイン代表で現在ユタ・ジャズに所属。2016年ドラフト全体15位指名。映画で改めて見ると結構男前でした。ついでに兄のウィリー・エルナンゴメスもNBA選手で、本映画にもちょっと出てるようですが、全然気づかなかった。
ライバル役のアンソニー・エドワーズはミネソタ・ティンバーウルブズ所属で、2020年のドラフト全体1位。まだまだ若いので、スーパースターになる可能性は十分にある。映画でも彼の高い身体能力がみれるのと、意地悪なトラッシュ・トークは面白かった。
シクサーズの選手が多数出演。トバイアス・ハリス(NBAキャリア10年くらい)やセス・カリー(トレードで現ネッツ。実兄がステフ・カリー)のほか、マティス・サイブル(シューティングガード)、タイリース・マクシー(ポイントガード)、監督のドック・リバースも出てきました。
昔からのNBAファンなら、ドクターJことジュリアス・アービング(ジョーダン前のスーパースター)に「おぉ!」となるでしょう。NBAの歴史の中で最も成功したヨーロピアン選手、ダーク・ノヴィツキー(ドイツ出身)は本人役で出演。普通に役者してた元NBA選手で人気解説者のケニー・スミス(ロケッツで2連覇)。これまた今は人気解説者でかつての大スター選手、シャック(NBA史上最強のセンター)とバークレー(元ジョーダンのライバル)もちょっと出演。みんなの憧れだったスーパースター、アレン・アイバーソン(もっとも小さい得点王)や、名ポイントガードだったマーク・ジャクソン(ニックスとペイサーズの印象が強い)も出てきます。
現役の選手も大勢出演してました。トレイ・ヤング(若きスター)、アーロン・ゴードン(ダンクコンテストは伝説)、ルカ・ドンチッチ(天才)、ボバン・マリヤノヴィッチ(セルビア出身でデカい)、モー・ワグナー(ドイツ出身)、カイル・ラウリー(現ヒートのスター選手)、クリス・ミドルトン(良い選手なのに人気がない)、ジョーダン・クラークソン(現ジャズでガード)などなど。
他にもホセ・カルデロンやアイバーソンのチームメイトだったアーロン・マッキー、ストリートバスケのザ・プロフェッサーことグレイソン・バウチャーも出てたらしい。え?出てた?
エンドロールでは、出演したNBA選手や関係有名人がズラリと紹介されますが、私は全員確認できませんでした。ご興味ある方は、どのシーンで誰が出演してるかコンプリートしてみては?
スポーツファン、NBAファンにはご満足の映画でした。
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