このレビューはネタバレを含みます
実話ってところが恐ろしい。
本人の自供では「40人」だけど実際に殺害した人数は400人にも及ぶと言われているそうで。本人が常軌を逸しているのは言わずもがな、9回も病院を転々としていずれの場所でも不審死が連続してたのに捕まらないっていうのが信じられない！ネームバリューを傷つけない為の隠蔽や訴訟大国だからこそ離職者から訴えられないように不利な内容は伝えられませんっていうのもあったみたい。病院が形ばかりの内部調査とやらに7週間もかけたせいで、その間にまた5人が殺害されてる。しっかり協力していれば少なくとも5人を救えたというのに、病院側は法廷外で遺族と和解しただけで刑事訴訟もされてないところが司法の限界とはいえモヤっとする😮💨
取調室でチャーリーとエイミーが対面するシーンは脚色かなと思ったけど、ある記事によるとエイミー自身が「彼を獄中に送ったのは、私たちの友情」と語っているらしいので恐らく彼を説き伏せたのは事実らしい。また別紙では「チャーリーは実際に私の命を救ってくれた」とも語っていて、それはチャーリーに人の心があったことの証明とも言えるし、あるいはサイコパスだからこそのエイミーと親密になる為の偽装だったのでは？と見ることもできる。
作品としての評価とすると、チャーリーの生い立ちや希死念慮にあまり触れられてなかったり、ふたりに心の繋がりが生まれるまでの描写が物足りないと感じた。
最後に一文でグッド・ナースをエイミーにもかけてたのが上手いなと思った！
