このレビューはネタバレを含みます
『アナザーラウンド』で脚本を務めたトビアス•リンホルムが監督、2021年公開の新鮮味溢れるホラー『ラストナイト•イン•ソーホー』の脚本を務めたクリスティ•ウィルソン=ケアンズが脚本を務める
実在する連続殺人犯であるチャールズ•カレンの犯行から追跡、逮捕に至る人生に基づいたストーリーになっている
日々多忙な夜勤で疲労困憊していたエイミーの勤務先である"パークランド記念病院"に新しく来た仕事が出来て、優しく、エイミーに親身になってくれるチャーリー、次第に2人は打ち解け合い、公私共に心を開いていく
しかし、次々と起きる患者の不審死と病院を転々としていたチャーリーの過去や実態にエイミーは翻弄されていく
Netflixオリジナル映画で映画館に観に行こうか迷ったけど、自宅で鑑賞しちゃいました
物語の展開もスムーズで1人1人がキャラ立ちしてて普通にちゃんと面白い作品だと思う、サスペンスだからそろそろ種明かし来るかな来るかなって思ってたけど最後の最後まで全然来ないのがまた良かった！
エディ•レッドメインにジェシカ•チャステインのアカデミー受賞者バディは本当に期待を裏切らない演技だった、エディのなで肩後ろ姿はかなり印象的！孤独な殺人犯の寂しさや哀しさ、そして人に寄り添ってくれるさりげない気遣いや優しさみたいなものをたった数秒の背中だけで垣間見せてくれてる気がした、これは嘘なしですwジェシカの心筋症の演技やなんとか動悸を殺してチャーリーと接する演技やラストのチャーリーに親身に寄り添う場面なんかも印象的
取調室でエイミーの質問に対してチャーリーが「助けたかった、負担を少しでも...」みたいなこと言ってたから、チャーリーなりの優しさで患者を殺してまでエイミーが看病する時間を少しでも減らしてあげたかったんじゃないかなって思った（チャーリーが「誰も止めなかった」って言ったので医学院？病院とかの上役の闇というか事件隠蔽の恐ろしさは怖いものだと改めて思った）、だとしてもエンドロール前のクレジットで実際の事件の被害者数や終身刑判決のを観ると少し仰反る自分もいた
