めちゃくちゃ好きなやつだった…。最終日の最終回滑り込みだったけど観れて良かった!嬉しくて帰りに高級デザートを買ってしまった。ここまでで今年度ナンバーワン。
コンクリと鉄でできた刑務所の物質的な冷たさと人肌から伝わる体温の対比がエグい。
好きなところを挙げるとネタバレになっちゃうのであれなんだけれどもラストは感無量。途中途中で確かに色々明らかにはなっていくんだけど、最後の最後で全部わかる、みたいな。そっかそっかそういうことか!!OK!!みたいな。
勘の良い人とか読解力のある人は途中でそのテーマに気づくんだろうけど、私は最後までわからなかったので最後にわーっときた。読解力あんまりなくて良かった。
あー、それにしても良かったなぁ。しみじみ思い返してしまう。
この辺は私の勝手な解釈なんだけど、収容所とか刑務所とかゲイであることとか、もちろんそれぞれに大きな意味はあるんだけど、同時に特殊と言っていいこれらの要件は最終的には自分の存在の意味みたいなめちゃくちゃ普遍的なところに行き着くための装置でしかなかったのではないかと思ってしまう。
収容所に入れられた人間も刑務所に入っている人間もセクシュアルマイノリテも言うまでもなく人間なので、当たり前といえば当たり前なんだけど、入口がむっちゃ狭くて出口がすごくデカい、みたいな。なんかそういうの。