ナチスや戦争の記憶が生々しい1945年の背骨の浮いたガリガリの痩躯、「外」での生の歓びの気配を曳いた1957年の不屈、そして刑法改正の報を知ることになる1968年には友との関係性の、庇護や保護の割合…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
【穴】
「なんか、穴、開いてますね、不良品?」
近所の映画カフェに置いてあったフライヤを手にしたうちの奥さんが、なにげなく指摘した制作ミス?!
Bunkamuraの知人からチラシを貰って…
ドイツ刑法175条というのをこの作品で初めて知った。
こんな酷い刑法があったのかと思いつつ、今でも同性愛が禁じられ犯罪扱いされる国や地域があるのも確か。主人公にとって、たとえ罪に問われても自由に恋愛…
なかなかレビューを更新できないでいた。
とてもいい映画なのだけどとても重い。
『第二次世界大戦後のドイツ、男性同性愛を禁じた刑法175条の下、ハンスは自身の性的指向を理由に繰り返し投獄される。』
ハ…
人が人を必要とする、というのはどういうことなんでしょうね。
それは依存だ、と切実な彼らの本当を知らない外野はいうかもしれないけれど、彼らにとっての愛はその形なんだ、と思う。どんな感情も自由な社会であ…
「レンブラントの絵画のよう」という予告に惹かれて、ユーロからBunkamuraへハシゴした思い出。
なるほど確かに光と影が印象的だった。
聖書に穴をあけて紡ぐラブレター、ロマンチック過ぎませんか。
…
刑法175条をテーマにした映画を最近見ているんじゃないかと記憶を辿ると、ワイマール共和国時代からナチスへの政権移行期を舞台にした「エルドラド: ナチスが憎んだ自由」(Netflixにて配信)で聞いた…
>>続きを読む愛も悲しみも怒りも
理不尽なことも
静かに流れて
自由になった躯は過去に慣らされた
場所に戻る
私には難しい小説を読んでる感じでした。
罪とされていた同性愛が罪に問われなくなり
解放された時の取…
©2021FreibeuterFilm•Rohfilm Productions