いちご100%かな？ってくらい可愛い女の子ばかり出てくる。
伊藤万理華はあらゆる意味で凄まじい。
そして自分としてはやばくて、何度か落涙しかけた…危ない。
なんとなく予想はしていたギデンズ・コーの『あの頃、君を追いかけた』を彷彿とさせる後悔の映画で好きだった。
"ボク"とは同世代ということもあり、学生時代に気になる女子となんとかメールアドレスを交換し、メールをするみたいなイベントが行われていることに懐かしさを覚えた。
ボクはシンプルにクズに間違いないが、本当に好きになった人に対して保険をかけた一歩踏み込まないアプローチしか出来ていないことに妙に共感してしまう。
すごく興味深かったのは、まなみちゃんと一緒にホテルで過ごすシーン。
"後悔"についてのぼそっと発された言葉で、ボク視点(自分を含めたおそらく男性視点)とはまったく異なるまなみちゃんの話す後悔は愛についての本質なのかも。
まなみちゃんの結婚式の場面はやはり残酷で、『あの頃、〜』のエモーショナルな妄想はあれはあれでただの妄想に過ぎないとでも言われているような、淡々と青春に別れを告げる感じ。
それでも、やはり初恋の光景は今でも頭から離れないっていう。
こういうヒロインを見ているとファム・ファタルみたいな言葉で神格化してしまいたくなる気持ちにもなってしまう。
本当に良くないのだけども。
［2023年 212本目］
