佐々木

まなみ100%の佐々木のネタバレレビュー・内容・結末

まなみ100%(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

まず想像してなかった出だしで衝撃を受けた

ただの青春恋愛映画ではない気がする
初めは思ってたよりコメディな青春映画だなって思った。でも瀬尾先輩が病気になったところあたりからだんだんそうじゃないかもって思い、まなみちゃんが最後、結婚式場で抱きしめたので涙腺崩壊。

幸せな時間でした。本当に見れてよかった!!

ゆめき監督のたいせつな大切な10年間、駆け抜けてきました。

こんなにも笑あり涙ありの、純度100%な映画初めてでした。



⇩ ※ネタバレ※ ⇩

『まなみ100%』見ました!人生の中で見た青春映画で圧倒的1番印象に残る、だいすきな作品になりました。出演する女の子みんなかわいくてかわいくて、ゆめき監督が羨ましかったです笑あと、やっぱり監督と柚さん、すごく似てる気がします、!イメージが監督そのものにとても近かったので見やすかったです。
私が1番好きなシーン、花火大会をまなみちゃんと見に行くところです。通りすがりの女子学生に「あの人ダサい」とか言われながらも、大好きなまなみちゃんに会うからって、自分なりにかっこよくしようとする姿、"男子高校生"っていう感じがして好きです。監督そんなことしてそうだなーって思いながら見ていました笑
かたつむりになるごっこや、10秒だけ手を繋ぐとか。そんなことせず、「結婚しよう」じゃなくて素直に「好き」って言えばいいのになあって思いながらスクリーンの中のボク応援してました笑

自由奔放でやりたいことを思うままにやりたいだけやってきたボク。かわいいと思った子にはすぐ声をかけて付き合うのに、まなみちゃんに対しては何もできずただただ「結婚しよう」としか言えないボク。本当に心から大切にしたいと思ったから最後まで何もできなかったんだなって思いました。カンナちゃん、くろけいちゃん、唯ちゃんたちがいたおかげで、まなみちゃんへの純粋でまっすぐな恋心がより強く際立ったと感じました。

大学生になってバイトクビになったボクが、偶然ばったり会えた時の瀬尾先輩とのエピソードがとても印象的です。それで余計、瀬尾先輩が亡くなったところから耐えられなくなってきて。お葬式の後、お線香炊いて、いるかの横で「地べたは気持ちいよ」と呟くボク、見ていて本当に切なかったです。ゆめき監督にとって先輩は、すごく大切な存在だったんだろうなと思いました。
それから最後、結婚式のシーン。控室にいるまなみちゃんに挨拶しに来たボクのこと、まなみちゃんが抱きしめたところで涙腺崩壊でした。
「ボクと結婚しよう」「やっぱり君はバカだね」
このセリフ、はじめの方は「学生がよくやるオチの決まった何気ない会話だな」「私もよく友達とやるな」って思って見てました。そういったオチが決まっているやりとりを決まった相手とすること、合言葉を言うことを、私自身友達とよくして笑いあってます。でもまなみちゃんの結婚式で最後、その合言葉が、「もう結婚することは無理だ」ってわかってるのに、期待しないけど本当の最後と思って言ったんじゃないかなって考えたら涙ボロボロ流れてきました。瀬尾先輩から言われた「言いたいことは言っておくべき」という言葉を思い出して心に決めて言ったのかな、とも思いました。回想で「虹」が流れた時も、もうだめでした。ボクの10年間の青春は、まなみ100%だったんだなって思いました。この感動は言葉では表せないくらいです。

素敵な100分間、ありがとうございました(^^)
佐々木

佐々木