ハナミズキ

今夜、世界からこの恋が消えてものハナミズキのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ブランチを観ていたら、たまらなく観たくなった。いい年をしてと思ったけど、思い切って観てよかった。
ある秘密が思い当たり確かめたくなった。50回目のファーストキスと同じような病気。真織の病気は丁寧に説明しているのに、透の心臓につてはふわっとしてた。お母さんが突然死だし、はっきりしないのかもしれないけど。記憶のない子だから、日記さえ読まなければ悲しむこともないと考えたのかなと思うとせつない。お姉ちゃんが体の心配する発言はあった。主演の2人の透明感が凄い。でも、映画を観る前には明かせないことだったのだろうけど、泉ちゃんが辛すぎる。たった一人、全貌を理解している人。最初、透への警戒は、キミスイの友達と同じだった。かなり最初から泣き始め、マスクの中で鼻が詰まって、息ができないかと思った。シーンとしている劇場で鼻かむ勇気なかった。終わって電気がつくまで立ち上がる人もいなったし、声も聞こえなかった。古川琴音ちゃんの熱演は素晴らしかった。真織の優しいお父さんとお母さん、毎日同じ話していたんだね。萩原聖人さんもよかった。卒業式、透が助けた友達が声をかけようとしたのを泉が避けたのは、透の話にならないように。最後、透の絵ばかり描いている真織、忘れているようでも、何かは心に残ってるのかな。日記がパソコンなことに違和感もあったけど、書き直しと気づいた。手書きでは字が違うのがばれる。三木監督の美しい映像にも感動した。最初のシーン。アラーム音に横浜流星ファンは「きみの瞳が問いかけている」を思い出す。目のアップ、美しかった。涙活にはぴったり。心が洗われるようだった。記憶に残らなくても、真織の日記を楽しいことでいっぱいにしたいという透は、自分は長く生きられないかもしれないからだったのかな。毎日絶望に襲われる真織を見ていたら、日記改ざんしようと思うのはわかる。姉は弟の思いをかなえたい。でも、だんだんそれでよかったのかと思はじめる泉もわかる。大切な記憶を奪ってしまった罪悪感がある。真織は大切の人の意思を尊重してくれてありがとうと言った。これで正解だったのだと思う。
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