道枝くんが、とてもよかった。
花火の時の「僕はもうとっくに…」のセリフがよかったな。
その後の演出は、ベタすぎるだろー、と
笑いそうになったけど。
福本さんは、どうしても浜辺美波さんと被ってしまう。
声がそっくりな気がする。
人は、いろんなことを忘れてしまう。
見た映画や読んだ小説の内容だって、どんどん忘れてしまうし、現実に経験したことだって、鮮明に覚えていることなんて多分ほんの少しにすぎないんだろう。
でも、それらの全部は私の中のどこかに降り積もって残っていて、その全てによって、私は今ここにいる。
ここまで連れて来られている。
だから、無駄なことなんか、何もないのかもしれないな。
三木孝浩監督らしい、美しくて切ないラブストーリー。
タイトルが、素敵。