このレビューはネタバレを含みます
2024-1
約半年ぶり、2回目の鑑賞。
「2人で明日の君を騙そうよ」や「明日の日野も僕が楽しませてあげるよ」などのセリフが印象的。一日で記憶が無くなってしまう真織に対して恋愛映画にありがちな「何度でも思い出させる」ではなくて「今日という日を大切にする」という考えで向き合った透の真っ直ぐな気持ちに涙が止まらなかった。
この映画で忘れてはいけないのは親友の泉ちゃんの存在。透の願いと真織の気持ちで板挟みになってしまった泉ちゃんの気持ちを想像すると胸が痛む。続編の小説も読んだが、それを読んだ後にこの映画を見返すと、より泉ちゃんという存在が好きになる。絶対に読むべき。
記憶はどんどん消えていくし塗り替えられていくけど、私はこの映画との出会いを忘れたくないと思った。毎日を大切に思える、そんな優しい映画と出会えてすごく幸せ。