ジャパンプレミア(というかアジアン・プレミア)。
ザック・スナイダーが長きにわたり構想を練っていたという。銀河を支配するマザーワールドへの反逆と復讐の壮大な物語。
「スターウォーズ」と「七人の侍」からの影響をぷんぷん感じるが、それを独自の創造性と世界観で作り上げた。
ザックのゴージャスな世界、重厚感あるズッシリアクション、美しいスローの使い方、たまらんやつだった。ファンはこれを求めているんだよね。
そして尺にとらわれずたっぷり二部構成で描く第一部。
キャストも豪華なだけでなく、ペ・ドゥナのあれだけ動ける役はスタントがいるにしても(私は)初めて見たし、ソフィア・ブテラの妖艶さと強靭さを兼ね備えたキャラクター最高にかっこよかったし、特にエド・スクラインが演じる冷酷非道な提督ノーブルがハマりすぎてゾクゾクした。
悪役が主役に負けないくらいの魅力とインパクトある映画は面白い。
ノーブルはまるでダースベイダーだし、実話もので例えるとナチスの極悪将校。あれナチスからインスパイアされた悪役に見えて仕方ない。
物語における彼の存在がかなり重要になるであろうことを匂わせる第一部。
エド・スクラインは登場してからずっと不気味で異様なオーラを放っていながらめちゃくちゃかっこいい。終盤の一連のシーンで第二部どうなるんだこれ!!!とテンションあがる。
その他チャーリー・ハナム、ジェナ・マローン、ジャイモン・フンスー、声の出演にアンソニー・ホプキンス!(声ですぐわかった!)
贅沢!!!!
ちゃんとお金をかけて作家性の強い作品をしっかり送り届けてくれるNetflix、プレミア上映イベントは今回に限らずいつも来場者に楽しんでもらおうという気持ちが感じられて素晴らしい。
ストリーミングだけじゃ勿体なすぎる作品なのでスクリーンで観られて大満足。
限定でもいいからIMAXとかでやってくれたらいいのになー。
第二部が待ち遠しい!