ザック•スナイダー映画の中ではかなり好き。
ザック•スナイダーと言えばDC映画『ジャスティス•リーグ』製作中に最愛の娘を自殺で亡くされている。
その後に撮った『アーミー•オブ•ザ•デッド』は、スナイダーの背景を知った上で父と娘の話として見るとかなり泣ける。
今作『REBEL MOON : パート1炎の子 』も同じ様な影をまとっている様にも見える。
主人公のコラという女性は、もし生きていたなら…という娘の夢の姿のような気がする。
だから、勇猛で果敢に行動する姿を見ると、余計に心揺さぶられる。
内容は『「麦の収穫期に村を襲う」という野武士たちの計画を村人が偶然盗み聞きする。驚いた村人は村にとんで帰って、みんなに相談する…しかし、村人たちは「もう、おしまいだー」と嘆くばかり。そんな中、じっちゃんが提案する。「おさむらい雇うべぇ」』
そう、かの名作 黒澤明監督作『七人の侍』。これと同じ。
村人は街に出て、村を守ってもらう為に強そうな侍を勧誘する。次第にクセが強くて、粒揃いな面々が集まってくるワクワク感。
『七人の侍』まんまである。
これを舞台を宇宙にして、スナイダーらしく陰気で、スタイリッシュな映像に仕上げた感じ。
もしかしたら、陰気でたるい展開に飽きてしまう人もいるかも知れないが、個人的には心地いい。
評価は芳しくない様だが、次作『REBEL MOON : パート2傷跡を刻む者』も絶対見たい!!
私は全力で推す!!