【STORY】
父が死に牧場を継いだ息子OJは、父が上空から落下した飛行機の部品にぶつかり死んだとされていることに納得できずにいた。
OJが事故の日に一瞬見た謎の飛行物体はなんだったのか。妹エメラルドと共にその飛行物体を撮影してバズらせようとする中、再び不可解なことが起き始める。
【感想】
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人間誰しも好奇心や怖いもの見たさは持っているが、行き過ぎた野次馬精神やバズらせ最優先の価値観は時に大きなリスクを伴う愚かな行いに繋がっていく。そんな人々の愚かさを、今作はタイトルと映画全体で批判しているように感じた。さすがはジョーダン・ピール監督、今回も深く考えさせる。
人間の好奇心と野次馬精神と象徴ともいえるのが、過去から人々を振り回してきた"未確認飛行物体"。
まさにNopeな珍しく信じがたいそれは今作でも登場するが、そのデザインがとにかく最高の質感!
得体の知れなさ、かっこよさ、恐ろしさのバランスが最高だった。
歴史に名を残せなかった人々へのメッセージ。今「ここにいる」と必死でアピールしたい人々の心の代弁。
風船、動物、服の色、聖書の引用…ありとあらゆるキーワードから多角的に解釈・考察しがいがあった。
実際のエピソードも取り入れているのがまた不気味だし、身につまされる…