榎木津

NOPE/ノープの榎木津のレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
3.9
事前情報なしに行ったので面食らった。途中からSFホラーから分かりやすいアクション映画に変わった。雑に言うと半分までシャマランっぽくて、半分からインデペンデンスデイくらいわかりやすい。
帰ってYouTubeの考察を観たけれど、そこまでの深読みは元ネタを知らない日本人には酷だろ。メタファー満載の考察厨にはたまらない映画。あと予告編を知らなくてよかった。ネタバレし過ぎ。
結構なIMAXだったけれど、大きな画面と音で驚かせてるのが多いので、配信で観ると評価が変わるはず。
ホラー的要素では前半の猿のエピソードの方が好きだった。アクション的要素では電気屋のお兄ちゃんが良かった。捕食性癖の老カメラマンもいいキャラだった。ちなみに妹の最後のバイクの止め方は世界的に「アキラストップ」と呼ばれてることを知った。
傑作でも駄作でも問題作でもない意欲作だと思う。つくづく『ゲット・アウト』は奇跡的な脚本だった。でも久しぶりに映画らしい映画を劇場で観られてよかった。
榎木津

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