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NOPE/ノープのkuroereiのネタバレレビュー・内容・結末

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

良い映画体験だった。空からやって来る超危険生物と人間の戦いなんてまさしくB級感満載の内容も、ここまで作り込めば超A級になるのか!

チンパンジー「ゴーディー」の起こした悲劇、そこから抜け出せなかった少年の起こした惨劇、偉大な父親を喪失したやり場のない怒りと悲しみ、本物を撮りたいという監督の渇望、色んな感情と事件を全て吸い込みながら膨張して爆発したクライマックス、全てが怖くて楽しくて面白かった

特にお気に入りなのは映画の中でしっかりとルールを大事にしてくれてるところ

目を見ると襲われる
近付くと電気製品が使えなくなる
布やビニールは食えない

こういうルールを提示してくれてるからこそ、ハラハラとドキドキが効果的にダンスしてくれるわけよ。最高だわ

シーンとしてはやっぱりAKIRAバイクオマージュシーンのカッコ良さと、西部劇ミュージックをバックに土煙から現れる兄貴とラッキー。こういう映画で痺れる見せ場があると惚れちゃうのだ
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