このレビューはネタバレを含みます
見られることを嫌い襲ってくる側と、どうにかして撮影しようとする側の壮絶なバトル
黒みが入って場面転換かと思いきや、そのままその後の気になる展開を見せてくれる描写が何回かある
観客と見世物の関係性の映画にあって監督は観客が見たいものをちゃんと見せようとしている
最後、主人公は最初の活動写真に映った騎手の子孫としてきっちりフレームに収まる
ジュープは過去のチンパンジーとの惨劇から生き延びており
危険な猛獣の存在にも心を通わせることができる変な自信がついてしまった
ただその時の状況は半透明のテーブルクロス越しでありチンパンジー側からは見えていなかった可能性がある
B級巨大モンスターパニックみたいなテーマでアート作品のような映画を撮れてしまう監督すげえ