このレビューはネタバレを含みます
いつから人間が頂点だと錯覚していた？
チンパンジーの暴走は怖すぎるし、豚がなぜか高い位置にいるシュールなシーンは力関係を表す演出に思えた。
俗物として現れる記者が反射するヘルメットを着けていて妹を反射していた意味も考えてみればおもしろい。
主人公たちの家はトイレ扱いされてたのかな。
主人公がヤバい状況に対して冷静というか「うわダルッ…」って感じのテンションでいるの良い。
でも終盤には逆転劇に入って人間の力を発揮する転換が熱かったし、最終的には宇宙生物も公の物になり密かな撮影も無駄となったが、馬も含めて主役のヒーローとしてこの映画の最後を締めたメタ的なカタルシスも巧みだった。
動かない雲とか宇宙生物のデザインや生態までおもしろいので普通にエンタメとして楽しむのもアリ。
この監督は映画作りが本当に上手いね〜。
