RYOSUKE

NOPE/ノープのRYOSUKEのレビュー・感想・評価

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)
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さすが、ゲットアウトやアスの監督が手がけた作品というだけあって、不気味さがすさましい。個人的にはあまり好きではないUFOというかSF系の映画だが、それ以上に不気味さと不穏さの描き方が芸術的すぎる。
馬を育てる仕事をする主人公(ここでダニエル・カルーヤを起用したのが高評価)とその妹。彼らが未確認の生命体を撮影するために仲間たちと協力し合い、、という感じなのだがそこに隠されたメッセージは、ゲット・アウトで人種差別、アスで階級差別ときて、今作は白人による黒人の歴史の抹消。
これこそがこの監督の描くホラーの醍醐味。
もちろん、全てを理解するには時間がかかりそうだが、確実に深い作品なのだろうなぁという感じだった。
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