Brian and Charles 2022年作品
8/10
ジム・アーチャー 監督
デイビット・アール脚本
クリス・ヘイワード脚本
デイビット・アール クリス・ヘイワード ルイーズ・ブレーリー
ジェイミー・ミッチー ニーナ・ソサーニャ
イギリスの田舎町が舞台。ガラクタからガラクタにしか見えない
発明品を作っている中年の独身ブライアン(アール)。
どんな偶然か洗濯機が胴体の不細工なロボットチャールズ
(ヘイワード)を作り出してしまう。
ロボットと二人暮らしが始まり、生活に張りが出て、
母親と二人暮らしの中年女(ブレーリー)との距離も縮まるが、
町の乱暴者一家とトラブルになる。
引っ込み思案でおどおどしっぱなしの主人公を演じる
デイビット・アールはリッキー・ジャーベイス主演の「デレク」
「アフター・ライフ」に出演していたときに、いつ風呂に入った
のか判らないような、浮浪者然とした風貌で、言動も予想外で
出てくると目が離せなかった。
本作でも同様の風貌で、まともに生活できているとは思えない
弱者を演じている。
そんな主人公が、これまた弱者である女性との距離を少しずつ
詰めていくあたりは応援したくなる。
デイビット・アールのファンは必見。
「ジャック、船に乗る」にも通じる恋愛。
ブライアンが作ったロボットの造形も酷い出来損ないなのが
素晴らしい。