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MEN 同じ顔の男たちのAoのレビュー・感想・評価

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
3.7
邦題のせいでよりわけわかんなくさせてるw

怖いという気味の悪さ。
映像の綺麗さと裏腹に表現される嫌悪感。
なんなんだろうこれ。。

リンゴはなんなのか。
パッとイメージ出来るのはやはり知恵の実か。
禁断の果実。
善悪の認識と罪の象徴。。
ラスト、ハーパーが呆れ顔になっていったのもこれかな。
自分だったら呆れる以前にパニックだろうしw

無害の放浪者は何を指してるんだろう。
自然に帰りたい?いや、死んだ夫が既におなじ世界に居ないことによる、「自分とは違う領域にいる者の恐怖」か?
はたまた、リンゴを食べたことによる顕在化した、自己嫌悪と罪の意識か。
危険は無い=存在しないが確実に精神を蝕むモノ
を感じた。

「子供」の描写がいくつかあった。
夫婦の不仲の要因かもしれない。
ラストの展開は子供を求めた夫と、ハーパーとの間の価値観や実際の状況等、理想と現実との乖離から産まれたのかも。
ハーパーがライリーと最初から一緒に行動を取っていなかったのも頷ける。
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