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MEN 同じ顔の男たちのEIRのネタバレレビュー・内容・結末

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

すごく気色の悪い映画だった。
メタファーだらけで多分半分も気づいてないし理解できてはないと思うけど、なんせトクシック・マスキュリニティがテーマとしてある。
美しい映像と不気味な音階がすごく良い。トンネルのシーン好き。
出てくる男たち、すぐには同じ顔って分からなかったな。途中からあーって気づく。タイトル見て、もっとインパクトある演出かと思ってた。男たちの発言や態度、この絶妙な不快感めちゃくちゃリアルに表してる。ハーパーにとってどいつもこいつも同じだから顔に反応しなかった?
トラウマまっしぐらな一連の出来事は最初にりんごを食べたことに起因してると思うんだけど、どこまで現実なのか。イヴが禁断の果実を食べたとされるように創世記からの女にやらかし押し付ける風潮を皮肉ってるのか。
例のシーンは最悪すぎて笑っちゃうな。
ハーパーの冷めた目が最高。最後の「そっか」は諦めと開き直りだよね。理解しあえない。お前ら女に求めてばっかだな。それは愛じゃないんだよ。
ラスト友達が妊婦だったの、希望なのか不穏な予感なのか分からない。
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