すずめの戸締まりのEIRのネタバレレビュー・内容・結末

よかった。斜に構えて映画館で見なかったことを後悔してる。
今までの新海誠監督作品のちょっとモヤるとこがなかった。女の描き方になんか性癖感じて若干気持ち悪かったんだよな。大人への敵視とか都会の理想化みたいなのも。今回大丈夫。
草太から鈴芽への感情は初めての理解者で協力者だしわりと分かるんだけど、逆はもうちょっと描写欲しかったところ。自分犠牲にするほどに…？生き急ぐな。でもそこからのこんな不安定な世界でも一刻でも生き永らえたいにつながるのは作画も相まって感情が揺さぶられる。大災害を経験したからこその死生観なんよね。
ただ明確に3.11のことなのはちょっとな。大地震ってだけで我々は嫌でも勝手に思い出すんだからわざわざ言わんでも。なくなってしまった日常を祈るのとかやりたいことは分かるし設定も良い。あの地震が関係してるのは分かるんだけど日付とかはぼかしたほうがよかったんじゃないかな。単純に創作物として楽しめない人がいるはずなのよ。そこは気になった。
ダイジンの名前、正式っぽいけどSNSで大臣っぽいってのは無理があるだろと思いました。インキュベーターかと思いきや上位存在特有の人外思想なだけだったんだな。自由にしてくれてうちの子になる？って聞かれたらそりゃ好きになる。芹澤も良かったね。こいつはモテる。
あとルールールルルルの曲良すぎる。タイトルのとこ鳥肌たった。