びすけと

MEN 同じ顔の男たちのびすけとのネタバレレビュー・内容・結末

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

前情報なしで視聴。
思わず夢中になってたけどラストまでの畳み掛けは最悪で、「もう終わってくれ.....」しかなかった
ミッドサマーを想起したけどこっちのほうがまだ理解しやすく思う。

後で宣伝などを見ると「同じ顔」というワードをプッシュしていたようだけど、男たちは確かに雰囲気は似ているけど、服や言動で区別してたので、まぁ近い人種だなという認識だった。
同じ俳優が特殊メイクしてるってこと?w
でも、エンドクレジットは同じ俳優になってなかったじゃないですか?

グリーンマン。
無害というのはわからんでもないけど釈放すな。笑
普通にヒリヒリとホラー要素があるので、相席食堂の千鳥の気持ちで突っ込んでいく。

私も風景のいい街や、田舎の一軒家に短期間行きたいと思うことはあるけど、他人や近所住民の民度は選べないもんなー。こんなとこに来たら絶望しかないよ。
"胸糞"以外の感想をがんばってひねり出してみる。

村、田舎ホラーな雰囲気。
要所要所、スローの使い方や表情の見せ方で、絶妙に苦い気持ちになってくる。最初は主人公が美しいものに出会えて癒せるのかとほっとするけど、あとは悪くなっていくばかり......主人公の感情はまっとうなもの。共感せずにはいられない。

音でびっくりさせてくるのではなく、こだまをリピートでじわじわとした恐怖に聞こえさせる効果もうまい。

言葉や性的、身体的な暴力。
自分の体験とかぶるとこや連想することもなくはないが、こんなにトラウマを長く描写するような作品とは思ってなかった。自分の体験ともできれば切り離して考えたくなる。
そういう意味ではすごく恐ろしい作品だった。

風景が綺麗。主演、FUDGEとかに出てくるモデルさんのようで素敵。
わざとなのか、村の全体像がわからない(言ったようにパブなどが出てくるけど、解像度が低い)のも、謎や恐怖の演出が上手だなぁと思った。
ラストは少しスッキリ、
妄想か現実か定かじゃない雰囲気で終わる。
最後に駆けつけてくれた友達が実は妊婦だったとか、見えていない事柄が多くて面白かった。
びすけと

びすけと