大正時代を舞台に女性の元スパイが子供を守る物語で、鈴木清順作品的なものをやろうとしてるのはわかるのですが、展開とアクションがあまり噛みあってない印象で、形式美的で荒唐無稽な戦闘シーンがしたいのか、日本の未来を憂う時代劇がやりたいのかわからないままでした。
この映画、マシューボーン的なすごい元スパイが歴史のifにいる映画か、ジョンウィック的な現代アクションを外連味たっぷりにやる感じだと思ったら、どっちでも無くて荒唐無稽なのにドラマだけ真面目に撮ろうとしてテンポが落ちていて、命を奪うかどうかの所も半端な印象だった。