【初】
縦横無尽!
主人公が、いやいやカメラワークが!!
何から言えばいいんだろう?
ストーリーもまあ、面白いよ。アクションも凄いよ。はじめは、何てやんちゃなカメラワークなんだろうと思った。しかも。何かこう、微妙にカクカクしてるというか、スムーズに流れるような動画ではなく、シャッタースピードの安定しない動画というか、観ていてちょっと気持ち悪くなりそうだった。
ストーリーは、人が凶暴化するウィルスの感染が広がっているみたいなニュースかなんかのアナウンスで始まり、またゾンビものかと、なかば呆れつつ観ていくと、記憶喪失の主人公が登場、謎の声、救出ミッション、畳み掛けるアクション、自分は誰なのか、誰が敵で味方なのか、で、どうやって撮ったのかわからないような滅茶苦茶なアクションで次から次へと進む。それらをやんちゃなカメラワークで観せていく。
はじめてなのに、どこかで観たことのあるような感覚。で、分かった。ゲームだ。
オープンワールドのサバイバルゲームとかアクションゲームのプレイ動画を観ているような感覚。
そこからしばらく観ていて、もっと強烈な事に気がついた。これはワンカット撮影(風)映画の革命だったんだと。
動画がカクカクするのは、縦横無尽にカメラが動き回るためでもあるけど、カットの切り替えを自然に見せるためでもあるのだろう。
この映像体験はカロリーメイトに似ている。
はじめて体験した時は気持ち悪かった。
それがだんだんと病みつきになってくる。
例え下手だな〜。
ワンカット、ワンカット風映画は好きでいろいろ観てるけど、これはやはり革命だ。
実は好きなシーンがいくつかある。
目くるめくカメラワークの中で、不意に変な所に入っていったり、別にズームインして見せなくていいものを追ってみたりとか。例えばタイヤが燃えて転がって行くシーン。こういうシーンがあると上手いねえって一杯飲みたくなる。
個人的には、5点満点の10点。
オススメ度は〜
ゲームをプレイしたり観たりする人には5点。
そうでない人には、画面酔いしそうだから3点。