東京国際映画祭、ワールドフォーカス部門にて。
2014年のウクライナを舞台にした作品ですが、これが今から8年前の実話から着想を得た作品ということが信じがたいですし、現在の社会情勢も相まって、本当に恐ろしい作品ですね…。
奥行きの使い方がとても印象的でした。
常に見通しのいい画作りの中で、息を呑むほど美しいショットが数多くありましたが、その一方で物語はとても辛いもので、その差がリアルさを際立たせていたように感じました。
かなり淡々とした演出にも見えましたが、確かにかなりの緊張感を覚えましたし、何よりあのラストショット、痛烈でした…。
■あらすじ(TIFF公式HPより)
ウクライナ・ドネツク地方の村で2014年のマレーシア機墜落を機に起こった緊張関係のなかで展開するドラマ。サンダンス映画祭監督賞、ベルリン映画祭エキュメニカル審査員賞など国際的に高い評価を受けた。