今年の映画賞レースで何度も名前を見かけてきたので、ようやくの日本公開に感じられます。
メインとなるお二人はもちろん魅力的でしたし、3番手的な役だった「ファースト・カウ」のジョン・マガロも大変良かったで>>続きを読む
同時期公開されてる同監督の過去作「ゴースト・トロピック」と同様に、不思議な温かさのある作品でした。
バキバキに決まっている訳ではないのに目を奪われるようなショットも多数あり、過去作含め監督を追いかけた>>続きを読む
クリストファー・ノーラン監督の最新作、ようやくの日本公開です。
あくまでロバート・オッペンハイマーの伝記映画なので、彼の半生や心理描写が中心に描かれていた印象ですが、それと同時に、痛烈なメッセージ性>>続きを読む
原作未読。めちゃくちゃ好きでした。
超ハイテンポに導入を済ませる序盤の展開も凄まじかったですし、日常系からSF、特撮ミリタリー感やセカイ系っぽさなど、様々なジャンルが同居するストーリーも超好みでした。>>続きを読む
壮大なSF超大作、待望の第2弾です。
166分という長尺ながら、ストーリー上で省略するところは省略しており、前作と比べてテンポが上がったように感じられました。
とにかく映像が凄まじい作品なので、IMA>>続きを読む
スルーしかけてましたが、Twitterでの超好評を受けて鑑賞。
岡田将生さんが秘めたる狂気を爆発させていて、最高でした。
そして、そんな岡田将生さんと正面からぶつかり合う3人の若手キャストも、ヒリヒリ>>続きを読む
残念ながら配信スルーとなった、アカデミー賞(2024)脚色賞受賞作品。
とてつもなく皮肉的な笑いで満ちた作品でもあり、同時にビターな雰囲気もあり、結構楽しめました。
ラストの一捻り、キレッキレでした…>>続きを読む
アカデミー賞(2024)、視覚効果賞ノミネート作品。
壮大な世界観の映像が美しかったですし、抑えたトーンのストーリーも楽しめました。
ノマドの発射モーション、かなりツボで、好きでした…!
昨年は結構踏み込んだテーマを扱っていましたが、今年は音楽の力を描いたシンプルながら力強い作品に感じられました。
後半の展開、熱くなりましたし、劇場で観ておいて良かったなと思える演出もあり、結構好きでし>>続きを読む
「キングスマン」シリーズのマシュー・ヴォーン監督による、らしさ全開のアクション映画でした。
割とツッコミどころ満載な作風ではありましたが、後半の広めな室内でのアクションシーンを観れただけで、劇場で観て>>続きを読む
ペマ・ツェテン監督追悼特集上映にて。
ペマ・ツェテン監督がプロデューサーとして参画した作品とのことです。
割とガッツリ音楽映画でした。
よくある"売れるため音楽性を歪められる"的な物語を、チベットの>>続きを読む
ペマ・ツェテン監督追悼特集上映にて。
監督の、大学院時代の短編作品とのことです。
チベットに住む人々の感覚や信仰を丁寧に描いている感じが、後の監督の作品にも通底しているようで、しんみりしちゃいました…>>続きを読む
ペマツェテン監督追悼特集上映にて。
チベット映画の先駆者:ペマ・ツェテン監督による、ほんわかゆったりした雰囲気の日常作品でした。
チベットの10歳の少年僧が過ごす年末年始をのんびりとしたトーンで描いた>>続きを読む
昨年のパルムドール作品、本当にようやくの日本公開です。
真相を見せないまま、ヒリヒリとする法廷劇が繰り広げられる感じがとてもスリリングでした。
人間の視点のような、話者に向かって横移動を繰り返すよう>>続きを読む
マ・ドンソク主演のエンタメアクションシリーズ、遂に第三弾ですね。
ボクシング的な、疾さと軽快さと重さが同居する、マ・ドンソクの大活躍が全編にわたって楽しめて大満足でした。
分かりやすい三すくみの構図で>>続きを読む
原作となった中国版「ソウルメイト/七月と安正」は劇場公開時に鑑賞済みですし、超大好きな作品だったので、ちょっと期待値を上げすぎたのかもしれなかったです…。
とはいえ、作品の本筋や印象的なシーンは残しつ>>続きを読む
原作漫画は最終巻まで読んでいるので結末は知っていましたが、それでもハラハラしながら見ることができました。
85分の尺に一試合をギチギチに詰め込んでいましたし、終盤の演出は「THE FIRST SLAM>>続きを読む
ペマツェテン監督特別追悼特集にて。
何気ないシーンの、いい感じに力が抜けている雰囲気がとても好きでした。
題材となっているチベット歌劇『ティメー・クンデン王子の物語』を全く知らない状態だったので、置>>続きを読む
調布シネマフェスティバル2024にて、念願のスクリーン初鑑賞。
激渋…というか、初めから明確なゴールがあるタイプの作品では無い分、終わり方がめちゃくちゃ沁みました。
ポップな雰囲気と渋いストーリーが共>>続きを読む
フィルメックスで鑑賞した同じく群青いろ作品「彼女はなぜ、猿を逃したのか?」が結構好きだったので、こちらも鑑賞。
オフィスシーンのトーンに置いていかれちゃったかな、という感じでした…。
廣末哲万さんの不>>続きを読む
とても温かい作品でした。
松村北斗さん、上白石萌音さんのお二人は勿論良かったのですが、個人的には、渋川清彦さんの存在感がめちゃくちゃ好きでした。
今年の邦画は「彼方のうた」の独走かな…なんて思っていた>>続きを読む
アニメシリーズ版鑑賞済み。
映画「グリッドマン ユニバース」に向けた復習用的な立ち位置の作品ではありますが、アニメシリーズ12話分を2時間で追いかけられるのと、あの最終話の感動を順を追って再び感じられ>>続きを読む
昨年の映画祭シーズンに、邦題がつく前から英題をよく見かけていたので、ようやくの公開に感じられます。
ミニマムな物語でしたが、その分、深い余韻があり、劇場で観ておけて良かったです。
締め方、沁みました…>>続きを読む
「コンクリート・ユートピア」の続編的な(?)作品だったんですね。
知らずに鑑賞しましたが、同作未見でも楽しめました。
肉弾戦アクションに結構力が入っていて、ボクシング的なパンチワークを見せるマ・ドンソ>>続きを読む
Filmarksアプリ上で映画枠の表示だったので鑑賞しましたが、U-NEXTで配信されているのは23分尺の、配信限定のアニオリ回くらいの雰囲気でした。
単行本で追いかけていますが、しんどい展開が続いて>>続きを読む
終電で寝過ごした女性の、自宅へと向かう一夜…というシンプルな物語ではありますが、不思議とずっと観ていられる、幸せな84分でした。
ヒキの画の美しさにグッと惹き込まれましたし、贅沢な時間を過ごせたなぁ…>>続きを読む
北朝鮮からの脱北を支援する牧師と、その支援により脱北する家族に密着した、緊迫のドキュメンタリー作品でした。
北朝鮮から国境を超えて中国入り、そして中国を横断して…と、かなりシビアな行程、見ているだけで>>続きを読む
東京国際映画祭やMOOSIC LABで鑑賞を見送ってきたので、ようやくの劇場公開。
会話劇アンド会話劇アンド会話劇、本当に楽しかったです。
ちょっとずつすれ違っていく会話の数々にずっとニヤニヤしていま>>続きを読む
「HiGH&LOW」シリーズの監督と「キングダム」シリーズ脚本家のタッグ、そして超人気原作。高く上がりきった期待値を軽々と超えてくるエンタメ大作でした。
冒頭からサービス精神たっぷりで、アクションファ>>続きを読む
ザラっとしたタッチの映像、淡々とした静かな雰囲気、好みな要素が多い作品でしたが、今ひとつノリきれませんでした…。
ラストの展開にはかなり心を打ち抜かれたので、劇場で観ておいた方が良かった映画だったかも>>続きを読む
今シーズンの映画賞レースで英題をよく目にしているので、鑑賞。
予想外の方向に向かってハッチャケるジェニファー・ローレンスが大車輪の活躍でしたが、初動でノリきれず、置いて行かれた感が強かったです…。
王道のストーリーで面白かったです。
レースシーンの迫力も凄かったですし、テンポもめっちゃ良かったですし、前振りが短めだったのも好みでした。
スポ根漫画的な王道ど真ん中のストーリー、これが実話ベースって>>続きを読む
前作と比べるとアクションよりストーリーに重点を置いたように感じられましたが、個人的には、前作の方が好きでした…。
前作は冒頭から意外性のあるアクションシーンがあった分、もう少しアクションに意外性が欲し>>続きを読む
タランティーノ監督の初期作、劇場にて初鑑賞。
気の抜けない展開の数々、工夫を凝らした語り口、生々しくもカラッと乾いた雰囲気のあるバイオレンス描写、本当に鮮烈な一本でした…!
「春原さんのうた」杉田協士監督による新作は、84分という短い尺ながら余白と行間が大胆に取られた、味わい深い一本でした。
過去作も多くを語らない作風ではありましたが、本作ではその寡黙ぶりにより拍車がか>>続きを読む
ムラ・ミステリーと妖怪奇譚、ダークな世界観が融合した良作でした。
シリーズとしては、昔アニメを見てた気がするなぁ、くらいの事前知識でしたが、本作はそもそもがオリジンストーリーのため、特にひっかかるとこ>>続きを読む