風来のリヨナ

サムシング・イン・ザ・ダートの風来のリヨナのレビュー・感想・評価

3.4
永遠に明かされない謎があると思ってる

凄い雨漏りと変なものが転がってる他には何も無いボロ屋に入居してきたリーヴァイ氏。古株入居者のジョン氏と意気投合して自宅でソファの譲渡とかしてたその時、前入居者かなんかが置いていった灰皿代わりの妙な…ガラス?が2人の前で発光&浮遊。え…幽霊…幽霊では…

お互い微妙に暮らし向きが厳しいので、これは一発逆転の機会かもと超常現象ドキュメンタリーを撮ることに。しかし撮影してたそれは壁に電磁スペクトル図形を映し出し、部屋には黄金比やらの数字が見つかる…おばけじゃないかも…クローゼットに出現する石英に光源の無い光…俄かに宇宙人臭を帯びた撮影の行く末は…みたいな。



気になりつつも劇場鑑賞は見送っちゃった謎のSFドキュメンタリー…という体のなにか!モキュともなんか違うような…結果的には見送ってオーケーだったな〜という気持ちと、それでも妙に魅力がたっぷりの不思議な奴でした。

どことなく変なオブジェと妙な空気感の掴みはバッチリ。お話は主役2人が出逢う奇妙な現象と、そこから得たヒント…偶然の符号に任せて割りと地道に進みます。劇中でも触れられてましたがジオキャッシュってゲームのような雰囲気。
…が、展開は想像通りに行かず、後半の静かな畳み掛けと視聴後の感じはふわふわ。何を観ていたのか…

現象自体面白いけど地味めではあるのと、尺はもう少し削って良かった感はあるのが惜しいと言えば惜しく、合う合わないはパッキリすると思いました。割りと好き!!

個人的に気に入ったのは、立ちション罪、モールスの実、低すぎ飛行機たちです。
風来のリヨナ

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