チェミンシクが出ていると
無意識に緊迫感を感じますが
とても穏やかで素敵な映画でした
北朝鮮の天才数学者
ハクソン(チェミンシク)は
自身の才能が軍事利用されることに失望し
息子の自由のためにも
親子で脱北しますが
韓国社会での軋轢に
息子は再度北へ戻ろうとして
命を落とします。
息子を亡くし生きる意味を失い
進学校の警備員を淡々をこなす毎日のハクソンは、その進学校の落ちこぼれ生徒
ジウとの出会いで、数学への愛を再確認し
ジウも苦手な数学の面白さに
目覚めていく過程が微笑ましく
ジウの濡れ衣を晴らすために
壇上で身分を明かし演説するハクソン
観ていて
胸が熱くなりました。
北朝鮮問題、韓国の学歴社会問題を
織り込みながらも
陽の光に包まれるような
温もりを感じる映画でした。
韓国映画 204