まなか

PIGGY ピギーのまなかのネタバレレビュー・内容・結末

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

女性監督。

10代のサラはブタと言われいじめられる。
ヘッドフォンをし辛い現実から目を背ける。Instagramでもブタと馬鹿にされいじめられている。いじめを見てみぬふりした女、捕まりたくないからどっちつかずの男、いじめる男共と女共。
閉鎖的な町で娘がいない!と騒ぎ立てる馬鹿母親、無関心なクソ父親。

殺人犯がいじめっ子女一人をサラの目の前で拉致する。
殺人犯に恋したんだなサラは。
だが殺人犯はサラに一緒に殺そうと手にナイフを持たせ握らせる。私なら怖くてできないと泣き叫ぶかされるがままだろうな。
殺人犯には恋心などない、サラをこっち側に落とし支配下に置きたいんだ。
サラがいじめられてるのを見て同情したんじゃないな、サラが弱く見え従順だからわざとサラだけに優しくし味方だと思わせていたんだ。
10代だしどうしたらいいんだとなる。いじめていた女二人をサラは殺さず助けた。サラは猟奇殺人犯ではないと示したかったんだろう製作者側は。
サラの弟もサラを馬鹿にしていてクズ男に成長するに決まってる。だがサラは弟を殺そうとした犯人を止めた。
サラは優しすぎた。だがそこがリアル。
母親が特に毒親。父親も役に立たない。両親二人とも殴られたり首締められてるが死んだ描写はないから生きてるだろう。

スカッとを期待していたが違った。
いじめたやつを殺すかどうか理性との闘い。あのまま町に戻ってなんて証言するんだ、PC環境すらままならないクソ田舎町で。
せめていじめていた奴らはすべて殺して欲しかった。
ホラーというより殺人犯がたまたまいていじめた奴らを殺しサラが巻き込まれた話。正直サラ以外全員ムカつくクソだらけなんでぶっ殺して町を出るラストが良かった。皆殺しにしちまえあんな町の奴ら。

警察の息子はまともなほうだったが。

期待していたから惜しい作品。

殺人犯はかなりのイケメンという訳ではないがセクシーなイケオジ。太った女の子が好みなのか、過去にいじめられていて憎しみがあるのか、理不尽な奴らが憎いのか、ただ殺したいだけなのか、殺人の動機が全くわからないまま終わる。
サラにだけ優しいのも恋愛感情なのかなんなのかわからないまま終わる。
だが二人だけのシーンはかなりロマンチックだった。過激な少女漫画みたいな。
助けてくれたのは殺人犯だった、みたいな。
まなか

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