アモット

PIGGY ピギーのアモットのレビュー・感想・評価

PIGGY ピギー(2022年製作の映画)
3.5
イジメっ子への復讐でもなくイジメっ子が改心するでもなく、イジメられっ子が変わるでもなく、ちょっと焦点に危うさを感じてしまう。

色んな要素が小粒的に散りばめられていてどこに感情の中心を持って行けば良いのか。
それが狙いなのなら素晴らしい。

言ってしまえば少女の不安定な心情。
楽しそうに遊ぶ男女。
夜にはこっそりオ◯ニーの日々。
男からも女からも陰湿にイジメ。
毒っぽい母親とことなかれの父親。

そこに現れたサイコ野郎。
たぶん一瞬恋に堕ちたか欲情が勝ったか。
そこからの彼女の心の揺れ動きが残念ながらつかみきれないのだ。
そこんとこが肝心だと思うんだけど、スピード感の中にももう少し丁寧にお願いしたかった。

そしてサイコ君は彼女を守る想いが常人とは違う手法になっちゃってサイコのサイコたるところ。

最後の彼女の射的の腕前はどこかで伏線があれば納得だけどな。
それとバイクに出会うのもあまりにも都合良すぎ。

ある意味衝撃のジャケ写。
隠キャにならざるを得ない状況を打破するには自分が変わるか逃げるか。
もしかして上目線かも。ごめんなさい。
アモット

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