主人とは仕事の休みがあまり重なることがないので、休みが重なると映画に連れていって貰えると思ってるらしい。
主人を連れていくとなると、それなりに彼が観れるような作品選びになる。
犬がお座りしてシッポを振り回してるかのように何を連れていって貰えるのか楽しそうに待ってる。
結局無難に韓国映画にした。
彼に選択権はない。
それでも嬉しそうについてくる。
私も内容は映画館の予告編で観た程度の知識。
韓国ノワールということだけで後は分からず鑑賞。
予告編的には最近よくあるハード目の分かりやすい作品だと思っていたが、真逆で重めの作品。
派手なアクションやカーチェイスはなく、坦々と主人公が歩む人生を観る。
プロローグが銃を発砲するシーンから入り、物語は回想シーンから始まるので誰に向けて撃ったのかとか、考察しながら見ると面白かった。
ただ、主人は考察系が得意ではなく見た目がワクワク・ドキドキ系でなかったので、よく分からなかったようです。
全てを手に入れたのに結局大切な者(物)は守れなく、虚無。孤独。
信じるって難しい。
人生はそんなものかもしれないと切なくなった。
主人には合わなかったが、私は好きな作品です。