マッキー

アイ・アム まきもとのマッキーのレビュー・感想・評価

アイ・アム まきもと(2022年製作の映画)
3.6
イギリス・イタリア合作の
『おみおくりの作法』の
日本版リメイク。

オリジナルは大好き❤
力強い作品です❣️

本作もほぼ原作に忠実。
原作では物静かで口数の少ない
主人公を、阿部サダヲ氏起用の元
また趣きの違う愛らしさが
あって適役ですね(..›ᴗ‹..)💕

満島ひかりさんも
宮沢りえさんもその他
キャストも豪華で適材適所💕
申し分ない‼っ️


ただ・・・・・・

うーん、なんだろ、
原作に忠実なのに、
オリジナルを観た時ほどに
心が動かず…

展開や結果を知ってるから、
というのを除いても
やはり比較してしまうと
色々な描写や演出に
物足りなさが強い…

サダヲ氏のキャラもいいし、
クスッと笑えたし、
うるっと感動もしたし、
日本に置き換えたことで
より身近にもなってて
そこはとても良く、でも

オリジナルの、
自分の好きな描写が
本作では弱く感じたり
【★ネタバレ①で↓】

オリジナルの時に感じた
キュンキュンした思いが
本作ではあまり感じず…
【★ネタバレ②で↓】

ラストも感動したけど…
【★ネタバレ③で↓】


オリジナルの方が好きです。
また見返したくなりました。

あ、
でもでも本作は本作の
良さがあってとても
良かったです✨

これってやっぱ、
観る順番が違ってたら
こっちに肩入れ
してたのかなぁ🤔

あとはネタバレで↓
----------------

【以下、ネタバレ】

















❶原作だと生真面目な
 主人公が、素行の悪かった
 故人の人生を辿るように
 タバコや飲酒など真似したり
 素行の悪さをも自分なりに
 体感してる姿が滑稽で
 愛らしかった記憶。
 (前に観たので曖昧ですが)

 本作でも初めて赤ちゃん抱いたり
 初めての紅茶飲んでみたり、
 いろいろ体験してますが、
 原作の方が律儀なまでに
 故人の人生を断片的にでも
 ちょっと生きてみる健気な
 姿が印象的だったので、
 オリジナルの方が好きでした。


❷原作では、故人の娘が
 主人公への敬意や感謝や
 いろんな思いがやがて…
 2人の間に淡い恋の
 ような、でもそんなに
 はっきりとしない
 キュンキュンしたものが
 感じ取れて、「え?まさかの
 恋の始まり??」なんて、
 妙にドキドキしてましたが、
 本作ではその辺あまり感じず…

 満島ひかりさんが適役
 だったし、とてもお綺麗で
 期待しただけに残念…
 (多分、狙って作ってるとは
 思うんですけどねー。)
 自分が展開を知ってるから
 余計に物足らなかっただけ
 かもしれませんが…💦


❸ラスト前の刑事さんの
 「あんたの粘り勝ちだよ」
 が、ちょっと浮いて感じて…💧
 (原作でもあんな感じの
 描写ってありましたっけ?)

◉原作では「わぁ✨渋ってた
 人達もみんな葬儀に来たんだぁ」
 という感動があったけど、
 本作だとそれほど渋ってる
 感じもなく、ここの感動も
 薄かったですね😅

◉今までおみおくりしてきた
 故人達が、主人公の無縁仏に
 手を合わせにくるシーン、
 本作の1番の感動シーンですが、
 オリジナルでは自然体な演出に
 涙涙でしたが、本作では若干
 感動の押し付け感を感じてしまい…💦

 これもまた先を知ってるから
 俺の捉え方が捻くれてるだけ
 だとは思いますが💦
 (ゴメンナサイ🙇‍♂️)
マッキー

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